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Channel: ハッサクの製作記
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奥能登よりランカーシーバス!

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奥能登よりランカーシーバスの釣果写真が届きました!

97cm、8.5kgの見事なスズキ!!

釣り人は輪島のウチモトさん

自己新記録とのこと

ルアーはサヨリ(アピールカラーバージョン)



その詳細を、、、思い出してみました。

このルアーを製作して、

最初のヒットも83cmのランカーサイズだった。

七尾湾のとある漁港の先端で、

イメージ通りに釣れたことを覚えている。

ブログを読み思い返すと、

2009年のWFCの大会でもランカーサイズを釣っていた。

ウッド製のプロトモデルはその前の年には出来ていたので、

プロトモデルから8年も経っていることになる。

湾奥で群れるサヨリをリアルに表現すれば釣れるのではないかと作ったのです。

コンセプトは動かないこと、

キーワードは存在感、浮遊感

ぼーっとしている奴ほど、実は目立つんです。

もちろんフィッシュイーターのスズキは狙うだろうと!

上向きのアイで、水面に立てるわずかな引き波が、広範囲にアピールする。

さらに次の年、

若干のボリュームアップとソリッドレジン製のモデルになって

飛距離もさらに伸びている。

ルアーのサイズは15センチ、30g

これ以上ボリュームが大きくなると風の抵抗で飛距離が出ない。

また、小さいと存在感でアピールができない。

10フィート前後の標準的なシーバスロッドでは一番使いやすいサイズになる。

条件が合えば100m近くの遠投できる。

飛距離とランカーサイズへの対応として、

ラインはPEの1.2号、繊細なルアーの為、ガイドのノイズの少ない8本ヨリが良い。

1号は超大型が来た時に心配。

1.5号あれば切られる心配はないが飛距離が落ちる。

リーダーはナイロン8号がバランスよく感じている。

ルアーのバランスはデッドスローシンキングの水平浮き、

フックは最初トリプルの4番を付けていたが、現在は2番まで上げている。

15cmで細身のルアーでは3本フックにしたいところだが

あえて2本、大型フックはゲイブが広く身切れを防ぐため、バレたことはほとんどない。

また針先は少ない方がいいと考えている。

9本の針先で魚を傷つけるよりは6本で最小限にしたい。

プレッシャーの少ない遠くでヒットすることが多いルアーなので

しっかりと合わせることが重要、

ランカーサイズのシーバスとの出会いは一期一会。

静かな湾奥で待ち構えているランカーシーバスは時合のタイミングで捕食行動に出る。

ポイントは

真っ暗な湾奥、漁港の電灯の明かりの届かない沖、

タイミングは

風が止まった時、潮が流れた時、月が水面を照らした時など

ルアーと釣り人は細い釣り糸で繋がっている。

命のない物であるルアーに魂を入れるのは釣り人。

釣り人もルアーになりきる。

ルアーは引いてくるのではなく、

ロッドのティップをひたいに感じて、数十メートル先のルアーと一体になるような感覚。

漂っているイメージ。無防備に油断しているサヨリ。

あとは無心に投げ続ける。

大型のシーバスは、追いかけ回すということはせず、どこかで待ち構えている。

だから、できる限りゆっくりと。アクションさせず、引かず、

不自然な動きは見切られる。

キャストでは気合を入れたいが、着水はボチャン!だと魚が散る、

ポチャンなら近くの魚を振り向かせることができる。

ルアーを操る時は肩の力を抜く、

私は、まだまだ修行が足りない。

根気もなければ、雑念ばかりが湧いてくる。

言葉で説明するとうまく言えないがルアーとは

合気で繋がっているようなイメージなのかもしれない。

釣りの上手な釣る人は、無駄な動きがない、

そして、何時間も投げ続ける集中力

ともかくサヨリのルアーは投げ続ける粘りである!

つい独り言のように語る。





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