Quantcast
Channel: ハッサクの製作記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 181

七尾湾シーバス釣行

$
0
0
晩秋のシーバスのシーズン。

七尾湾でこの時期に釣れるシーバスは大きい。


晴れ、北東の風、気温0度、上げの潮、明るい月夜、

東にオリオン座の見える頃。

水面には湯気が立ち上る、、、

ポイントを数カ所回った後、

初めて竿を出した。


一昨年と同じように釣れそうな条件はそろっていた。

しかし、魚の気配は全くない。

ベタ凪で何もない海に、ルアーを投げ続けるのは

心が折れる。

真っ暗闇に目が慣れてくると

うっすらと潮目が見えてきた。

釣れると信じて、投げ続ける。

サヨリを模したルアーは

暗闇の遥か遠くまで消えて行く、

チャポンッというう音がした瞬間に、それまで何事もなかったように

ルアーは泳ぎだす。

水面直下をゆっくりと引いてくる。

このルアーはアクションさせない。

可能な限りゆっくりと一定のスピードで、

竿先に集中して、無心になって、

水面にVの字の波紋を残して、、、

真っすぐ来るだけ。

広がる波紋が月明かりに照らされてシーバスへの集魚効果となる。

波紋の先の頂点には

湾奥へ迷い込んだ1匹のサヨリがいる、、、

無防備で漂うように、、、

見つかった!

トゥンッ!と言うバイトが竿先に伝わる。


3投目に沖目でヒットした!

もうきた!!本当か!?

信じてはいたが、期待は程々にしている。


グングンと首を振っているのが分かる。

エラ洗いせずに、底に押し込む引きは、、、

大型シーバスに間違いない!

慎重に寄せてくるが足下まで来てもまだ魚体を見せない、

人工の護岸は足下がエグレている。

寄せてきたシーバスはそこへ逃げ込もうとする。

フックは4番。

無理をすれば伸ばされる恐れがある、、、、

もう一番手大きくしておくべきだった。

ドラグを緩めて魚を浮かせる。

魚体が見えた時、

間違いなく80センチはあった!

期待して90あるかも!?

とにかくこの魚は捕りたい。


相手も最後の力を振り絞り抵抗している。

タモに収めるまでは気が抜けない。

魚の重みを手にした時、

達成感に感無量と感じた。

思い描いた通りだった。






91センチ!


ルアーは

サヨリ15cm
零浮力、零アクション、









Viewing all articles
Browse latest Browse all 181

Trending Articles